脳が変われば放射能やガンにも抵抗できる?

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 写真は10月21日に撮った美幌せせらぎ公園のつづきです。


 雑誌『科学』06年9月号の記事に、冬眠と長寿の関係を研究した(近藤宣昭)ものがありました。以下

はその記事からです。

 体温が低下すると、ふつうなら死に向かう体に見られる機能障害が現れるはずなのに、冬眠動物はこの

障害を回避できる。それだけでなく冬眠中は、放射能、発ガン物質、細菌への抵抗性が増し、心臓の虚血

やカルシュウムイオン障害への耐性も増加する。冬眠するリスは体の大きさなどが近いほかの冬眠しない

動物に比べ、寿命が3倍から5倍も長くなっている。

 冬眠中の体の抵抗力を増大させる物質を調べた。その結果、肝臓で生産されるHPたんぱく質が、冬眠

に備える動物の脳内で増えることがわかった。今後HPたんぱく質が脳内でどんな仕組みで働くのか解明

できれば、予防・治療医学や長期の宇宙旅行にも役立つのではないか。

 長い論文を素人の興味で乱暴にまとめるとこんなところでしょう。脳の働き次第で、放射能やガンにも

抵抗力が増すなんて、おもしろいと思いませんか。