屈斜路湖が「破局噴火」 ?

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 9月18日の朝日新聞に、「破局噴火」の影、というタイトルの記事が出ていました。槍・穂高連峰は、長崎普賢岳噴火の二千倍の噴出物が出た過去の「破局噴火」でできたそうです。「破局噴火」は一万年に一回程度の頻度で起きている、いま起きると千キロ離れた場所にも降り積もる火山灰で現代生活が麻痺する、「日本埋没」の危機になりかねない、と研究者が言い始めている、とか。鹿児島湾、十和田湖と並んで、わがいとしの屈斜路湖も巨大噴火候補地のひとつです。
 以前イエローストーンの大爆発をテーマにした映画がありました。スーパーボルケーノはまじめな話だったんですね。おととい、録画しておいた『太陽の黙示録』というアニメ映画を見ました。日本列島を二つに引き裂く大地震で、人口が半分になり、日本国が破綻し、生き残った日本人は諸外国で避難民として暮らしていたり、国内でアメリカと中国に分割統治されていたりする。そういう状況を背景にストーリーが展開されていました。けっこうおもしろかった。
 考えてみれば、巨大自然災害は温暖化だけじゃないんですよね。いつかはわからないけど氷期の再来はまず確実だし、大地震、「破局噴火」もある。確率は低いけど小天体の地球衝突も。ここ何百年かは、戦争はあっても、文明を危うくしたり大きな国を滅ぼしたりするような自然災害からは免れていたから、呑気にしていられるんでしょう。わたしはもう残りの年月が短いからいいけど、子孫が続く限りだれかが破滅的な危機に直面するんですよね。そういうとき、人が互いに殺しあったりせず生き残れるかどうかは、国とかなんかじゃなくて、地球上にどんな精神世界が現れているかにかかっているような気がします。
 それにしても、道東は災害に強いって聞いていたから来たのに、屈斜路湖で「破局噴火」が起きたらもろにマグマに呑み込まれる町だったなんて、そりゃないよ !

 写真は尾岱沼の朝の雲の続きです。