咲き乱れている蔓バラの花
オリオンさん、今朝はまだ夜中の時間にブログを更新されたのですね。昼は暑くて眠れないのではないです
か。お気をつけて。
まりさん、日没の空に広がる茜色がきれいですね。景色を邪魔する電線とか電柱とかがないみたいで、うらや
ましく思います。
22日の北見フラワーパラダイスは、桜、木蓮、牡丹と主役が交代した後、蔓バラの季節になっていました。立
ち木のバラは、このあたりで大きく育てるのはむずかしいと聞いたことがあります。蔓バラは町内の民家でアー
チに這わせているのを見たこともあるので、だいじょうぶみたい。フラパラでは園内の道に沿った斜面のあちこち
で、いま咲き誇っています。
本州は連日熱中症の死者が出る猛暑。このあたりでは雨と曇天が続く日々。昨日は寒くて、ストーブをつけた
い気持ちを抑え、厚着で何とかやり過ごしました。これも世界的な気象変異の一環みたい。今朝の新聞(朝日)が
その話題をトップに掲げていました。ロシアでは西部やシベリアが猛暑で、日平均気温が130年の観測史上最
高。26の地方政府が非常事態を宣言したそうです。中国南部では洪水の被災者が1億2千万人(日本の総人口
に匹敵)で、倒壊家屋が67万軒。南米では寒波で多くの死者が出ているとか。
美幌は今夜から夏の気候に戻りそうな予報です。夏なのに寒いのも困るけれど、35度を超す暑さもいや。生
身の人体が耐えられる温度帯は狭く、平常のくらしが成り立つ雨量も限られています。ヒトはその土地ごとの気
候に合わせて衣類、設備などを工夫し、地球上の各地に広がりました。それでも個人の寿命は長くても100歳ち
ょっと。経験を超える大きな気候変動が来ると、備えが機能しなくなってパニックが起きます。
今度の異常は偏西風の大蛇行が原因だそうです。太陽や地球の自然変動なのか、人為がかかわっているの
か、いまのところ不明です。ただ、文明が始まってから1万年余続いた、例外的な気候の安定期が終わろうとし
ていることは確かなようです。これからは今までの範囲を超えた幅の変動に備えることが必要になりそうです。
狩猟採集時代のヒトは、人口が希薄でしたから、氷河期の酷寒も温暖期の高温も乗り越えて生をつなぐことが
できました。いま世界人口は66億人。気候変動に脆弱な文明から頑健な文明へどう転換するのか。猶予の許さ
れない緊急課題です。