オホーツク海の気嵐(けあらし)

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               2016年1月30日 能取岬

 気象用語では蒸気霧と呼ばれるのだそうです。川、湖、海の表面から白く立ち昇る霧

が、湯気のように見える現象です。美幌川ではよく見ますが、能取の海のそれは大規模

で、圧倒的でした。車が能取湖畔を東進するとやがて海の方向に、あたりを包み込むよ

うな幅広い乱層雲にも似た霧の塊が見えてきました。岬に着くと、オホーツク海に大き

く広がっています。夜間に水面が放射冷却で冷やされ、発生した氷霧が、明るくなると

たゆたう霧の巨大な塊のように見えるものです。晴れていないと見られません。