開陽台の牛たち

 

                2016年9月20日

 開陽台展望台の脇は深く大きな谷になっていて、谷そのものが牧場になっています。かなり多くの牛たちがいるのですが、広い牧場に思い思いに散って寝そべったり歩き回ったりしています。高いとこはけっこう風があって寒いので、集まって互いの体で風を避けています。決まった時間になると、全員が牧舎に向かって行列を作って行進します。人も牧羊犬も見えないので、まるで自発的に動いているように見えます。

霞む地平線と防風林

              2016年9月20日 開陽台

 開陽台の展望台から見下ろすと、眼下に広がるのは防風林と牧場が広がる風景です。

その先にぼやけた地平線があるのですが、そのあたりははっきりとは見えません。根釧

台地の端に当たるこの一帯は火山灰地で、作物の耕作には不適です。そこで酪農地帯に

なりました。海からの風を防ぐため、防風林が草地を囲む構造が作られたのです。            


 

開陽台の風景

               2016年9月20日

 道東には3カ所ほど180度の陸地の景観が広がる高台があります。そのなかで開陽台が

最も知られているようです。根釧台地の一画にあって,望遠レンズを使えばオホーツク

海まで見通すことができます。その広さを伝えたくて幅の広い画面にしてみたのです

が、全体の画像が小さいので、その迫力はうまく伝わっていません。

エゾオグルマ

              2014年9月21日 野付半島

 北海道の秋を彩る代表的な花の一つです。普通のオグルマもあるのですが、それより

花も茎も葉も大きく勝気に感じられます。密な群れを作ることなく、それぞれが勝手に

湖畔や海岸に咲いている印象です。               

白い航跡

             2015年9月16日 サロマ湖展望台

 国道を逸れ、辛うじて車のすれ違いができる細い山道を登った末に、サロマ湖展望台

の駐車場に着きます。そこからは徒歩で長々と続く急階段をのぼります。息が上がり脚

が萎えはじめる頃ようやく展望台に着きます。サロマ湖全域を一望できる場所はここだ

けです。湖岸にはいくつも船溜まりがあって、そこからたくさんの船が湖漁や対岸の砂

洲を越えてオホーツク海の沿岸漁に出ていきます。紺色の水面にその白い航跡が鮮やか

です。 

 

 

 

 

 

 

 

あちこちのサンゴソウ

       2015年9月16日 能取湖畔 サロマ湖畔 キムアネップ埼

 9月から10月にかけて能取湖サロマ湖のあちこちの湖畔、湿地で、サンゴソウが色

づきます。一時壊滅状態になった能取湖卯原内(3枚目)もだいぶ回復しました。キムアネ

ップ埼のサンゴソウは相変わらず緑と入り混じっています(最後の2枚)。能取岬へ行く道

の対岸には細い砂洲が赤く色づいています(最初の一枚)。国道沿いのサロマ湖岸のサン

ゴソウ(2,4枚目)は、遠くてあまりはっきりしません。

朝焼け

             2016年9月13日 ウチの周り

 この日はとりわけ美しい朝焼けが見られました。まだ街灯がついている間に、全天が

白のまだら模様を含むピンクに染まりました。それから少しずつ赤みが薄れ、青が強く

なってきます。東の空の一画が朱に染まる朝は珍しくないけれど、全天がピンクに覆わ

れるのはめったに見られません。