2022-09-15 薄れゆく雲海 2013年9月13日 美幌峠 湖面全体を覆う雲海も迫力がありますが、薄れて晴れゆく途中の雲海または霧も見ご たえがあります。美幌峠は摩周湖ほど高度がないため、より早く薄れていきます。湖を 囲む凹凸のうち凸の方から顕れていきます。
2022-09-14 ゴゼンタチバナの赤い実 2013年9月13日 川湯園地裏の森 初夏に白い花咲かせていたゴゼンタチバナが、赤い実を光らせていました。こんな雪 深い土地でも冬も緑を失わない草本です。花も実も美しいけれど、わたしは葉脈がくっ きりして緑あざやかな葉も好きです。葉が6枚の茎には実がつき、4枚などの茎には実が つきません。
2022-09-13 摩周湖上空飛び交う燕 2013年9月13日 この日摩周湖の上空をたくさんのツバメが飛び交っていました。ツバメといえば、子 どものころ家々の軒下に巣があって、たくさんのツバメの姿が見られました。そのツバ メはイエツバメで摩周湖のツバメとはちがう種かもしれません。あるいは北海道ではイ エツバメがいないのでしょうか。その代わりというか、海岸や湖畔ではよくツバメの姿 を見ます。ウミツバメという種かな。
2022-09-12 山ブドウの実はたわわ 2013年9月13日 摩周湖への山道 ヒグマの大事な食糧、山葡萄の実が黒々と熟し、たわわに垂れ下がっています。戦後 まもなくで甘いものに飢えていて、山ブドウ、アケビ、桑の実で欲求を満たしていた子 ども時代がありました。同じように黒々と熟している山ブドウでも、すっぱいものと甘 いものとがあり、口に入れてみて失望したり満足したり。人のほとんど入らない山奥だ と、山ブドウもアケビもいくらでも採れました。持ち帰った山ブドウは、焼酎に漬けて 砂糖を足し、「葡萄酒」にするのが土地の習慣だったようです。
2022-09-11 白い岳樺 2013年9月13日 摩周湖岸 ちょっと見には白樺と区別がつかないのですが、この標高だと岳樺だと思います。 幹・枝は同じように白です。でも並べて比べれば、やや褐色味を帯びています。とはい え比べてみれば、ということで、緑の背景の前に置けばやはり白く見えます。ただ白樺 はあまり高いところには生えないので、わたしはそれで区別しています。もっとも両方 が見られる高度があるので、わたしの判断はいい加減です。
2022-09-10 霧が閉ざす摩周湖 2013年9月13日 北太平洋で発生した海霧が、釧路川を逆行して摩周湖に達し、湖面を閉ざしていま す。秋の早朝(8時頃まで)、下界が晴れていれば、たいていこういう風景が見られます。 摩周湖の湖面を閉ざし、屈斜路湖の湖面を覆い、美幌峠を包むのがこの季節に特に濃い 朝霧です。
2022-09-09 原生花園のエゾジカ 2014年9月3日 ワッカ原生花園 この日初めてワッカ原生花園でエゾジカに遭いました。ずいぶん頻繁にこの草原を訪 れていますが、後にも先にもここでエゾジカを見たのはこのときだけです。他の小さな 海岸草原では出逢うことは考えられませんが、ここは広いから若ジカが迷い込んだので しょうね。ここではヒグマが目撃され、一部が立ち入り禁止になったこともあります。 それだけ自然のままに近いということでしょう。