山ブドウの実はたわわ

            2013年9月13日 摩周湖への山道

 ヒグマの大事な食糧、山葡萄の実が黒々と熟し、たわわに垂れ下がっています。戦後

まもなくで甘いものに飢えていて、山ブドウ、アケビ、桑の実で欲求を満たしていた子

ども時代がありました。同じように黒々と熟している山ブドウでも、すっぱいものと甘

いものとがあり、口に入れてみて失望したり満足したり。人のほとんど入らない山奥だ

と、山ブドウもアケビもいくらでも採れました。持ち帰った山ブドウは、焼酎に漬けて

砂糖を足し、「葡萄酒」にするのが土地の習慣だったようです