庭に咲いた毒の花

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

 堅い話が続いたので、裏庭の小さな草花のことでも。あちこちに出てきて、ずいぶん長く咲き続けている、黄色い花があります(最初の写真)。群れ咲いた色合が雨の日に窓から眺めても鮮やかなので、草取りの対象からはずしてきました。さつき、さんざん迷ったあげく、けっきょく大枚3800円をはたいて、『北海道の野の花』という本(北海道新聞社)を買ってきました。さっそく照らし合わせてみたら、ケシ科のクサノオウという有毒植物です。毒という文字に、なにやら興ざめる気もしますが、美しいから許すことにします。葉や茎をむしってみると、にじんだ液がさっとオレンジ色に変わって、いかにもと思わせるところが、すぐ素性のばれる小悪人みたい。
 写真二枚目のスズランは、君影草という別名のとおり、見るからに清純そうですが、やはり毒草なんですよね。庭のカエデの下に40cm×30cmくらいに群がっているんですが、花は一輪だけです。来年はいっぱい花をつけないと刈り取っちゃうぞ。
 知らずにむしってしまったのが、ひな菊(デイジー)です。一本だけ、隅っこに小さく隠れて難を逃れました(三枚目の写真)。草丈3cmというところでしょうか、小さくても花を開いてみせれば、雑草じゃないってわかります。草芽だけではぺんぺん草と区別できませんでした。