凍りはじめの網走湖
網走湖が凍結を始めたばかりのころです。これでももう白鳥は去っていました。いたるところで温泉が湧く屈斜
路湖に移ったのかも。そういえばアオサギも見かけません。湖畔の湿地を囲む樹にたくさんの巣を作っていた群
れは、どこかに営巣地を移動したのでしょうか。それとも寒さを避けてどこかに避難しているだけで、ミズバショウ
咲く頃にはまた雛のけたたましい囀りが聞こえるのかな。
網走湖が全面凍結したあと、道具を乗せたそりを引いて、湖上に穴をあけて歩く人を見たことがあります。場所
がちがうからワカサギ釣り用ではなく、氷の下に網を入れて引く氷下漁の準備だったようです。漁の様子をテレビ
で見ましたが、入れた穴から引き上げる穴に向かってどう網を広げるのか、ふしぎでした。
穴の周りに集まる鳥たちは自分の目で見ました。カラス、トンビ、それにオジロがいました。穴が複数あるので
あまり争う様子もなく、岸から遠いほうでオジロ、近いところでカラスが穴を見張っていました。でも、誰かが魚を
捕まえるとけんかが起きることもあります。カラスとオジロが取り合いをしているシーンで、大人と子どもほど大き
さがちがうのに、カラスがひるまず突っかかっていました。