砕ける波頭

 takeさん、サイタマンさん、あなた方のコメントでわたしの脳みそが刺激されて思い浮かんだことを、写真の

書いてみます。

イメージ 8

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

 子どものころ山間で過ごした時間が長かったからでしょうか、海へ行って打ち寄せる波を見るたびに新鮮な


分になります。少し波が高くて波頭が派手に砕けたりするともう魅せられて。

 
 今の知事選や国政選挙では、金持ちや既成大組織のバックアップがある人以外は、当選できない

仕組みになってますよね。だからわたしら、その両方に縁のない者は投票で、自分たちにとって悪い

ヤツとより悪いヤツを何とか見分けようとするぐらいしかできない。何ともやりきれない気分。

 やりきれないという気分に付け込むことに成功すると、ブームを起こせるのでしょうね。アメリカでは

ネオコンが、白人の人種的偏見に付け込んでるって、ノーベル経済賞学者のポール・クルーグマン

言ってます(『格差はつくられた』早川書房)。「民主党政府はまじめで勤勉なあんたら白人から税金を

搾り取って、バカで怠け者の黒人や移民にばらまこうとしてるんだよ」ってね。
 
 日本じゃ有色人種をスケープゴートにするわけにいかないから、代わりに教師を含む公務員。役所と

付き合いのない民間人には、自分より権力に近いように見えるからね。彼らを派手に叩いてみせる。

金持ちや既得権者は、自分たちに向けられるはずの敵意を逸らせてくれるなら、まあいいんじゃない

の、となりますよ。

 わたしらの本当の敵は、民間企業でも役所でも、既得権者が支配する官僚システムだと思うけどな

ー。下っ端は仲間だよ。要求すべきは、徹底した情報公開による運営の透明化。そしてそれを担保す

る下からの民主化だと思うよ。どの地位の社員・役人でも、上役や縦割りセクションへの忠誠より、外

の社会への誠実さとイノベーションのほうが高く評価されるようにならなくては。