原生花園秋の彩り
咲く前の蕾みたいですね。名前の後半が同じ花にハマベンケイソウというのがあるけれど、色も形もまったくちが
います。そもそもベンケイソウ科でもないとか。この科の仲間はサボテンにも似た肉厚の葉ですね。ハマベンケ
イソウはサボテンほどではないけれど、やはり肉厚なので付いた名前なのかも。
ラズベリーの赤があざやかです。海岸の草原だからホロムイイチゴでしょう。草イチゴよりは粒々が大きいキイ
チゴの仲間はみんな食べられるみたいだけれど、たいてい生えるのは森や山地です。種がごつくて果肉が薄い
ので、わたしはあまり生食したいとは思いません。果実酒にしたらおいしいかも。けっこうたくさんありましたが、
「採取しないでください」の看板に遠慮して手は出しませんでした。ここは道立公園かな。
ハマナスはもう実の季節。花は群れ咲くこととなく、ポツリポツリと点在するだけです。アザミはこれからです
ね。ウチの庭には勝手に生えるし、本州でもさんざん見たので、原生花園でわざわざ撮ることもないかと無視し
ていましたが、偏見をもたなければやはりきれいです。最後はミヤコグサ。道内に限らず広く分布している花みた
いだけれど、わたしは初めて実物に注目したような。名前だけはなんだかなじみがあるような気がするのは・・・
ああ、都鳥の連想か。