アカシアの花

 ゆみこさん、テレビの週間予報では、美幌の最低気温は9度、最高気温は27度でした。家の中は窓を開け閉 
 
めして17度~32度というところでしょうか。細かく着たり脱いだり、時にはストーブや扇風機を使ったりしない
 
と、ね。でも暑がりのわたしには、報道されている本州の猛暑のほうが恐怖です。
 
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 6月末から7月にかけて道路脇や川岸の林などで、たわわな白い花房に目を引かれます。ほんとうの名はニセ
 
アカシア(ハリエンジュ属の種)です。日本でアカシアと呼ばれているのはほとんどニセアカシアみたいですよ。西
 
田佐知子が「アカシアの雨にうたれて このまま死んでしまいたい」と歌ったのも、アカシアの蜜として売られてい
 
るのも。
 
 それはまあ繁殖力の旺盛な樹で、ほうっておくと棘だらけの幼木がどんどんはびこって、人なんか入れない薮
 
になってしまいます。このあたりの川岸では毎年のように伐採されています。美幌川の土手に、花や霧氷がみご
 
とで気に入っていた大きな木が一本あったのだけれど、それも刈られてしまいました。有害外来植物扱いなので
 
しょうね。蜂蜜の主要原料になっているので、養蜂業者は反対しているみたいですけれど。
 
 「ニセ」が付かないほうのアカシアは数百以上の種を擁する属名だとか。たいていが暖かいところの樹だと言う
 
から、温室ならともかく、北海道の野外では見ることはないでしょう。黄色い花が多いのかな。花屋でミモザと呼
 
ばれているのはフサアカシアのことだって。元祖ミモザのオジギソウは名前を奪われた格好だね。