もや立つ浅海

 まりさん、古城でコーヒーですか。いいですねー。写真の真ん中にいるのはお子さんでしょうか。
 
 
 そらさん、スズランは香りがよくて姿もまあまあだけれど、毒草だそうです。繁殖力が強くてどんどんはびこる
 
ので、こちらの人には庭の植物としてあまり人気がありません。
 
イメージ 7
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 
イメージ 6
 
 地図で見ると、根室海峡標津町別海町の海岸線を底、知床半島根室半島を縁とする鍋の断面のような
 
形をしています。国後島は鍋に突っ込まれたしゃもじでしょうか。鍋底の真ん中あたりで海峡に張り出した砂洲が
 
野付半島。鉤型の半島と海岸線に囲まれた尾岱沼は浅海です。特に半島の西側の岸辺はまだ草も生えていな
 
い泥の湿地が目立ちます。
 
 21日の昼ごろ浅海と湿地の境目周辺でもやが立っていました。この日前日までの雨模様の天気が終わって陽
 
が射す時間もあり、水底や湿地の土が温められたからでしょう。風景がぼやけるほど濃くなったり、風に吹き払
 
われて見通しがよくなったりを短時間で繰り返していました。
 
 風に晒される林の最前線で立ち枯れたナラの木が目立つ一帯は、ナラワラと呼ばれています。去年もやはり6
 
月末に同じ位置に立って写真を撮りました。確かめてはいませんが、そのときは立っている白い幹がもっと多か
 
ったような気がします。倒木と根元だけになった木がずいぶん増えたみたい。たった1年でそんなに風化が進む
 
のでしょうか。最後の一枚で背景にぼんやり写っている黄色はたぶんセンダイハギ。