羽ばたく白鳥
濤沸湖白鳥公園で白鳥が羽ばたく瞬間を根気よく待ってみました。順光だと純白の羽はハレーションが起き
そうなほど強く輝きます。逆光で透明感のある絵が好きなのですが、回りが暗く写る難があります。湿地に集っ
ている群れが、何かのきっかけで一斉にパフォーマンスを始めてラッキー。でも重なり合うので、広がる美しい羽
をうまくクローズアップできなくて残念です。
20年位前からでしょうか、わたしの主食は麺が増えて、だいたいご飯と半々ほどになっています。埼玉にいた
ころ食べる麺は、日本そばが一番多くうどん、ラーメンと続いていたのですが、こちらに来てから逆転しました。そ
れぞれがお店の棚で占める面積も同じ傾向があります。北海道の人はラーメンが好きなのですね。別に郷に入
っては郷に従えを実行する気ではないのに、どうして変わったか考えてみました。
こちらでは生ラーメンが汁とは別に売られていて、わたしが買うのは一玉が30円前後。計算してみたらご飯一
食分の半分ほどの値段です。日本そばはこの値段ではなかなか。でもだからということではなく、調理のバラエ
ティーの多さが理由みたい。
ラーメンは、ソース焼きそば、塩焼きそば、海鮮あんかけ焼きそば。汁物ではネギ・ホーレンソウ・チャーシュー
のシンプルなしょうゆ味、ひき肉と野菜のこってりした味噌味、それに最近凝っているジンギスカン・ラーメン。冷
麺は、細切りのキューリ・ハム・薄焼きタマゴの標準版にふりかけ。かけ汁はごま油・めんつゆ・酢をあわせて作
り置いています。ときには気分を変えて豆板醤とオイスターソースで味付けしたひき肉の冷麺も。その日の天気
や体調で簡単に作り分けられる種類が実に多いのです。
その点うどんは根菜と鶏肉入り煮込み、カボチャが主役のほーとう風、カレー南蛮、暑いときはネギ、大葉、ユ
ズ、しょうがの薬味をそろえた冷ソーメンの、4種類ほど。日本そばは、天ぷらそばか天ざるに、焼いた揚げの細
切りを使う冷やし。ラーメンより手がかかってレパートリーが少ないのです。
汁が付いていない生玉だけを買うと、わたしはラーメンが一番工夫しやすいみたい。それにこってりしたものが
好きということもあるのかな。数日間が空くと物足りなくなります。ラーメン中毒みたい。今日もこれから味付けマ
トンともやしで温かい汁麺を作って朝食です。