陽だまりの丘

 まりさん、日本滞在のお忙しいなかでコメントしてもらい、ありがとうございます。野生的な、というか手抜きだら
 
けの、わたしのシャケ料理だけど、食べてもらえたらいいのにねー。
 
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 観光地としてはメルヘンの丘や美瑛の丘が有名だけれど、道内いたるところに丘陵地帯があって、遠距離ドラ
 
イブは平坦な直線道路、畳み込む丘のアップダウン、山道の組み合わせです。今日はウチに近い小さな起伏
 
で、冬枯れの木々が明るい陽を浴びている風景を選びました。町郊外の豊岡地区には、形のいい盛り上りが重
 
なるところがあって、撮りたかったのですが車の往来が激しいので停車できませんでした。あのあたりには古代
 
遺跡もあるはずです。アイヌの首長館=砦(チャシ)跡が眠っているかも。
 
 
 このところ北見図書館から借りた分子人類学関係の3冊に夢中です。今世紀に入って、ミトコンドリアDNA(母
 
系)やY染色体のDNA(父系)分析にもとづく、現生人類拡散の道筋研究が急進展しているようです。日本列島弧
 
住人の由来についても、今までの常識がどんどん覆されています。わたしが漠然と想像していたものと重なると
 
ころもあったりして、うれしくなります。ただ、アイヌのDNAがごく狭い地域の少数からしか得られていないとか、
 
発掘古人骨のDNA分析が数も地域も限られているとか、今後の進展を待つ部分も多くて焦りのような気分に
 
も。わたしに残された時間のなかで、どれだけ新しい知見に接することができるのでしょうか。