網走湖の鳥

 そらさん、埼玉でも、街ではともかく田んぼや中川土手に出れば青空も雲もあったはずだけれど、記憶に残っ
 
ていません。オホーツクブルーの空、朝夕の茜雲、昼の白雲、湖を覆う雲海に魅せられるようになったのは、美
 
幌に移り住んでからです。たまの旅ではなく日常の一部だから、似たような光景でも微細なちがいに目が向き
 
ます。
 
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 網走湖女満別湖畔の水鳥です。アオサギは海辺でも湖でも川でもよく見かけます。少し小さいのはカモメの仲
 
間でしょうか。網走海岸から10キロほど離れているこのあたりにもやってきます。鳥は翼があるので活動範囲が
 
広いですね。
 
 
 テレビのニュースでチラッと見たのですが、北海道沿岸の一部で、いままではあまりなかったホヤが大増殖し
 
ているそうです。温暖化の影響みたいです。ホヤは行きつけだった蔵王の宿で味を覚え、以後わたしの好物の
 
一つになりました。埼玉でもスーパーでよく見かけ、たまに買っていました。宮城や岩手の海で養殖しているもの
 
らしく、捌いてない丸ごとでもきれいなものでした。
 
 先日海産物が安い店でごついヤツを見かけました。舌が覚えている味がよみがえり買って帰ったら、下半分に
 
ヘドロのようなものがべっとり。養殖ものではなく、大増殖したという野生のヤツだったのでしょうか。とにかくきれ
 
いな海で獲れたものではなさそうです。そのせいだったのかどうかわかりませんが、次の日からしばらくお腹の
 
調子が悪い日が続きました。
 
 そのことで網走湖女満別湖畔で名産品なっているシジミのことを思い出しました。かつては安価な庶民の食べ
 
物だったと思いますが、いまはずいぶん高値ですね。それでも地元のことだからと買ったことがあります。そのと
 
き少し匂いが気になって、春先の呼人湖畔の汚れが目に浮かびました。それからは安いもを見かけても手を出
 
していません。『文明崩壊』の著者であるシャレド・ダイヤモンドが、海の環境が劣化して日本の将来が危うくなる
 
という意味のことを、朝日新聞に語っていました。