森歩き

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一週間ほど前、網走湖呼人半島の森を歩きました。春とちがって花はほとんどありません。トリカブトが咲いて

いるのではないかと予想していましたが、3キロほど歩いて貧弱なのが2本だけ。かすかに鳴声が聞こえる野鳥

も姿は現しません。緑の葉をうっそうと茂らせた森は暗く、木洩れ日がことさら明るく感じられます。

 静寂の森は気持ちが落ち着きます。どこからかハーブのような、スパイスのような香りがただよう場所もありま

した。ローリエの他にも香る葉をつける樹があるのでしょうか。ときどき木や草の実の赤に目を惹かれます。道に

も落ちていました。コウライナンテンショウ(マムシグサ)は色づき途中。

 オオウバユリの実はまだ緑。雪が落ち葉を覆ってから森を歩くと、ちょうど目の高さくらいの茎の先で、褐色のさ

やが割れています。そういえば今年は、気がついたときにはもう終わっていて、花を撮り損ないました。最後の木

の実は4面体みたい。なぜ球形でなくこんな効率の悪い形に進化したのでしょう。