一枚目の写真が瞰望岩という
遠軽のランドマークです。登り口の看板によると、約730万年前の噴火でできた
とたとされる
火山岩で、高さは80メートル。
アイヌ語のインカルシ(見晴らしのいいところ)が町名の由来です。岩
の後にはコスモス園を含む丘陵地帯が広がっています。湧別
アイヌが攻め寄せる十勝
アイヌと戦ったときには、
シャチ(砦)になったようです。5枚目の写真左に
湧別川が見えています。この戦いのとき洪水を起こして十勝ア
イヌを全滅させたとされる川です。一帯には、
旧石器時代から縄文、続縄文、擦文時代に及ぶ、たくさんの遺跡
があるとか。
岩を降りようとしていたとき、警笛が聞こえ、
遠軽駅に長い貨物列車が入ってきました(最後の写真)。先頭と最
後尾の両方に機関車が付いています。パワーが必要な坂があるのでしょうか。それとも転轍場がなくて、機関車
を付け替えなくてもいいように、ということでしょうか。