青い空と白い雲
オリオンさん、昔から眉につばをつけたほうがいい情報はたくさんありました。教科書(理科など)には後でウソと
証明されることも書かれていたし、ウソを信じろという宗教はいっぱいあります。ネットではなく、根拠を問う態度を
抑圧し権威への盲従を強いる教育が問題だと思います。ホットドッグは犬肉食の習慣のある地域ではなく、英語
圏の食品名。熱々の細長パンに千切りキャベツとダックスフンドをはさんだ看板は、奇抜な広告が好きな人々の
目を引いたでしょうね。
青い空に浮かぶ白い雲に目を引かれることの多い季節です。こちらに来てから「オホーツクブルー」という言葉
を知りました。たしかに何ともいえない色合いです。空気がきれいだからでしょうか。空の青にもさまざまな濃淡
があり、雲の形もさまざまです。
最近になっていまさらホメオパシーで騒ぎが起きています。当該物質が一分子含まれているかまったくないか
というところまで希釈された水に、プラシーボ(偽薬)効果以外の薬効がないことは、少なくとも10年前にははっき
りわかっていたことです。それが「科学的」な装いで信者を拡大していたなんて。
今の反ホメオパシー・キャンペーンもなんだかおかしい。専門家もメディアも、間違いの根拠を説くより権威を
振りかざしているみたい。専門家の有力団体が声明を出すと、今までまったく知らん顔だったいろんな団体がわ
れもわれもと追随する。理屈で説いてもどうせアホな素人にはムダだから、エライ人たちがそう言っていると知ら
せよう、ということかなー。
今まで医者たちが批判に及び腰だったのは、ホメオパシー推進の側にも「専門家」が加わっていたからでしょ
う。自分で吟味して根拠がないと確信したものなら、相手が同僚でも批判すべきです。それが患者を護るものの
義務じゃないですか。「根拠を問う」という科学的態度を自ら実践し、また社会に広める努力をしなかったら、ホメ
オパシーが下火になってもまた別なエセ科学がはびこるだけですよ。