モウセンゴケのふしぎな形

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 五月末に釧路湿原温根内に行ったとき、モウセンゴケの生えている場所を確認したつもりでしたが、昨日は旺
 
盛に茂る草に妨げられ、なかなか探し当てられませんでした。ようやくわずかに見つけたものもとても小さく、む
 
かし尾瀬で見た記憶に比べると、ミニチュアみたいです。
 
 コケという名は付いていても、れっきとした被子植物で、ちゃんと五弁の花が咲きます。もっともわたしは実物の
 
花を見たことがなく、図鑑の知識ですけれど。今度こそと期待していたのに、空振り。遅かったのでしょうか。ビジ
 
ター・センターで開花時期を確かめようと思ったら、扉が閉まり、開館は10時と札が下がっています。
 
 冬ならともかく、夜明けの早い時期に自然探索の拠点が10時まで開かないなんて、どうかしています。それに
 
トイレはこの中にしかありません。ふつうは外にもありますよ。遊歩道はけっこう距離があります。我慢できない
 
人はどうしろと言うのでしょう。なんだか親方日の丸のにおいがしますね。地方自治体や民間が運営していたら
 
こうはならないと思うけど。同種の他所の施設はシーズン中だと8時からとか、遅くても9時が多いのではないで
 
しょうか。野付半島では時間前から開いていましたよ。
 
 脱線しましたがモウセンゴケの話題に戻ります。モウセンゴケモウセンゴケ属の種の総称だったのですね。
 
ウィキペディアで調べたら、日本にはL.モウセンゴケからトウカイコモウセンゴケまで6種自生しているほか、雑
 
種のサジバモウセンゴケがあるとか。図鑑によると、北海道で見られるのはL.モウセンゴケ、ナガバノモウセン
 
ゴケ、サジバモウセンゴケのようです。と言ってもわたしは、冒頭の写真がどれなのかわかりませんけど。
 
 肉眼では気がつきませんでしたが写真で見ると、腺毛の先に付着した小さな虫を捕らえる粘液がきらきら輝い
 
ています。それにしても写して拡大すると、被子植物とは思えない不思議な形ですね。まるで菌類の顕微鏡写真
 
みたい。花はふつうの白い草花の形みたいですよ。