オホーツク海夏の波

 オリオンさん、このところ天気が悪くてきれいな空を見られる時間が少なくなっています。でも、秋から
 
冬にかけて夕陽の空がきれいなので、またお楽しみいただけると思います。
 
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 雨天曇天の短い切れ目の日、14日は流氷岬に青空が広がっていました。打ち寄せてて砕ける波の
 
薄茶色は、プランクトンの色なのでしょうか。オホーツク海は世界でも豊かな漁場の一つです。南太平洋
 
の赤道に近い部分は、あまり魚が豊富ではないと聞いたことがあります。北半球に比べ陸地面積が小
 
さいので、流入する有機物の量が乏しいからかもしれません。オホーツク海には、ユーラシア大陸の奥
 
からアムール川が運んできた養分がたくさん蓄えられているのでしょう。だから魚や海獣の繁殖が盛ん
 
になります。
 
 続縄文人、擦文文化人、オホーツク文化人、アイヌという先住民は、津軽海峡まで農耕文化が到達し
 
てから1000年余、主として狩猟採集でくらす文化を放棄しようとしませんでした。鹿や熊、数多くの食
 
用植物の他に、食料資源の豊富な海があったからでしょう。そして、狩猟採集は農牧に比べ「労働」の
 
要素が少なく、作業と楽しみが融合していたからではないかと思います。