池をめぐる高原散歩
旭岳5合目(標高1600メートル余)の高原探勝路は、いくつもの池をめぐることになります。左回りで第
一展望台を過ぎて、最初に満月沼があるはずでしたが、雪に覆われていたのか、気がつかないまま通
り過ぎました。
次がすり鉢池。斜面の半分で雪が融けていたので、円形というより半月形の印象です。それから鏡
池。旭岳を水面に映すことからこの名が付いたそうです。あいにくこの日は、雪が水面を半分隠していた
うえに山頂が雲のなかで、水鏡は旭岳を映していませんでした。ギンザンマシコを狙うカメラマンが集ま
る第四展望台手前からは、左のすり鉢池と右の鏡池が仲良く寄り添っている姿が見えます。二つあわ
せて夫婦池と呼ばれています。
探勝路が旭岳登山道と合するあたりにあるのが姿見の池。この日はまだ池の大部分が雪渓と氷に覆
われていました。ここからロープウエー駅まで、かなり急な下り坂になっています。右回りだと登りが続
いて息が上がるので、左回りの方が楽です。探勝路には何ヶ所か雪渓を踏む場所や水が流れる場所
があって、ロープウエー駅で長靴の貸し出しをしていました。