黄金色のゼンテイカ

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 毎年6月半ばから7月初めにかけて、一度は海岸草原にこの花を見に行きます。場所によってゼンテイカ、エゾ
 
カンゾウニッコウキスゲの、三種類に呼び分けられています。道内では前の二つのどちらか。日光霧降高原や
 
尾瀬ニッコウキスゲも好きでしたが、50年以上前、大学に入学した年に小清水原生花園で見たときから、わ
 
たしの記憶のなかに北海道の夏=ゼンテイカがインプットされました。
 
 こちらに住んでオムサロ(紋別)やワッカ(サロマ湖畔)にたびたび行くようになって、花叢の規模の大きさを知り、
 
小清水では物足りなくなっていました。ところがたまたま野付半島でエゾカンゾウの最盛期に行き合わせ、視界
 
内の草原全体が黄金色に染め上げられているのを見て、圧倒されてしまいました。わたしの知る限りでは、これ
 
だけ広い範囲で、これだけ密集している場所は他にありません。今年もそれを期待して行ったのですが、残念な
 
ことに、早すぎて咲きはじめたばかり。最後の一枚のように、ほとんどがまだ蕾でした。それほど花期が長いわ
 
けでもないので、日帰り圏内に住んでいても、一番いい時季を逃さないようにするのは容易じゃなくて。
 
 最初の一枚で左上に写っている白い点々は、ホッカイシマエビ漁のうたせ舟だと思います。今回は尾岱沼の観
 
光船には乗らず、近くから漁を見ることはできませんでした。なかなか風情のある光景なのですが。