初々しいな ミツガシワ
這わせるものという、思い込みがありましたから。蔓を傷めないためには重い実を吊るすのかなー。だとしたら露
地で実験するにはよほど丈夫な支柱を使わなくては。
釧路湿原の温根内遊歩道は、昨日まさにちょうどのタイミング。ミツガシワは下から順に咲きあがって枯れてい
きます。朽ちた花弁が少なく、蕾のピンクと開いた花びらの白のバランスがいいときが最高です。まだ咲いてい
ない場所もありましたが、一番多く群れているあたりが旬でした。ほんとうはA4ほどの大きな画面で見てもらえる
と、わたしが感じた初々しさが伝わると思うのですが、投稿できる画素数に制約があるから。
さな小さなハナタネツケバナ。本州なら高地の湿原に匹敵する苛酷な環境を生きる野の花は、本当に可憐でし
た。乾燥化が進む軌道跡はともかく、昨日木道の左右で見た花はぜんぶ(エンコウソウは例外)、はなやかな栽
培種にはない楚々とした風情です。年毎微妙な気候に開花時期が左右されますから、1日にこれだけ出会えた
のはラッキーだったと思います。わたしがここで初めて撮った野鳥とともに、これからおいおいアップします。
姿を初めて見たカッコウは写せませんでした。啼きながら飛ぶんですね。ずいぶん大きく感じましたが、鳩ほ
どかなー。サービスの悪い鳥で、木に止まってもカメラを構える前に逃げてしまいます。
肌寒く曇った日でしたが、すばらしい花たちに出会い、野鳥の声に包まれた木道歩きはもう最高。右肩の痺れ・
痛みに耐える往復240キロの運転が、十分に報われました。