美幌峠の春の雪

 まりさん、暖炉の絵が暖かそう。アスパラ1.5キロとはすごいですね。わたしは500グラムでも食べ切れませ
 
ん。安く出回る時季が3ヶ月近いので、少しずつ楽しみます。
 
 
 クレマチスさん、屈斜路湖畔の砂湯にはクッシーの像がありますよ。ちなみに屈斜路湖は日本で第6位の広さ
 
で、23位の阿寒湖の約6倍の面積です。そして23位までのうち、11が道内の湖です。
 
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 残雪と言うにはまだ冬の感じが強い絵になってしまいました。しかし峠の頂上近くでも光の強さはもう春です。
 
屈斜路湖林道入り口まで固雪の上に車を入れ、マス釣りをしている人もいました。ウチの庭でビオラが1輪咲い
 
ています。本州の人には冬のように感じる風景かもしれませんが、こちらの生き物には春が始まっています。
 
 庭の野菜や草花は、昼の気温がもっと高くなり、夜の零下がなくなるのが待ち遠しいでしょう。でもわたしは、低
 
温をありがたく感じることもあります。コンポストに入れる生ごみがまとまるまで、台所の専用ゴミ箱に入れていま
 
す。暖かくなってそのふたを開けるたびににおうのは、歓迎できません。もう少しするとコンポストを開けば小バエ
 
が舞い上がるようになります。これもいやですね。無農薬肥料にしたいから殺虫剤は使いたくないし。低温は清
 
潔さでもあるんですよ。
 
 寒さが北海道の漁業や農業の豊かさを支えている面もあります。アムール川が内陸から運んできた栄養分
 
を、流氷がオホーツク海に届けるから、プランクトンが増殖し昆布や魚介が育ちます。地面の凍結が地中の有害
 
生物を死滅させるから、作物の病虫害が少なくなります。北の大地は温暖地の人が思うよりずっと豊かです。で
 
すから、縄文文化は列島南西部より東北・北海道で隆盛しました。
 
 特に北海道は動物性栄養分の入手が容易でした。アフリカや本州の狩猟採集民がカロリーの7割以上をデン
 
ン質で摂取していたのに、こちらでは動物性たんぱく質が8割近かったそうです。弥生文化を受け入れず、続縄
 
文のくらしを続けたのも、自然が豊かだったからでしょうね。