かぎろい立つ

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 まりさん、ブログでお付き合いできてよかった。わたしは列車、飛行機、バスに乗る機会があると、小

さな子どものように、窓の外を眺めて飽きません。風景の小さな変化が楽しくて。これから、もそちらの

町や郊外の、何気ない風景を見せていただくことを楽しみにしています。よいお年を。


 晴れた日に朝6時半ごろ土手に立つと、斜里岳から藻琴山にかけての稜線上に、少しずつ色を変え明る

さを増していく空が広がっています。初めは紫がかっていて、しだいに赤みが増し、やがて黄金色が混じ

りはじめます。その色が集まる輪郭のあいまいな光の柱は、太陽が顔を覗かせる場所を指し示していま

す。昔の人はこういう光景を「がぎろい立つ」と言ったのでしょうか。


 昨日は本を読む時間が取れませんでした。なにしろ一日で年越し料理と掃除を片付けたのですから。掃

除は「四角い部屋を丸く掃く」といった程度ですけれど。お重二つ分の煮しめを作り、伊達巻を焼き、酢

レンコンを漬け込み、きんとんの下ごしらえをしました。作って冷凍しておいた煮豚、買い置きのホタ

テ、刺身用サケ、カニなどを冷蔵庫に移しましたので、今日はきんとんを完成し、解凍したものを切り分

けてお重につめれば準備万端整います。いっしょにつつく相手がいないのがちょっと残念。