に入ります。かなり大きなものですから、製作者はカラス、トンビ、アオサギなどのどれかでしょう。こ
の日栄浦の森に巣の主は姿を見ませんでした。繁殖期が近づくと新築または改修を始めるのかな。ヤマブ
ドウなど、蔓性植物が豊富なので、建材に事欠くことはないでしょう。
先月いっぱいで網走管内のサケ定置網漁が終了しました。9月初めに解禁されたころは去年よりひどい
不漁が心配されていましたが、終わってみれば予想に反して4割り増しの好調さだったとか。先月はお店
で、こんな値段でいいのかと驚くほど安い生筋子や生ザケを見ることがありました。いまはほとんど加工
品で、年末近いこともあって、気軽に手を出しにくい値段になっています。
同じサケでもおいしいものからまずいものまでさまざまです。1匹4,5000円もする高級品は買っ
たことがありませんが、味にはずれはないのでしょうね。安いものにも、それらに負けないだろうと思え
るおいしいものが混じっています。近隣の市場では、特別大きいわけでもないものなど、細かく分けたり
せずに一山いくらで卸すのかなと想像しています。オスとメスが同じ値段だったりもしますから。
川に遡上する前の、精巣が未熟なオスには、小さくてもとても脂が乗っているものがあります。一匹6
00円台でそんなのに当たると、うんと得した気分になります。いまウチの冷蔵庫と冷凍庫にあるのもそ
うです。
だいたい加工が少ないものほど安く売られています。ホッケでも開きになっていると1枚2,300
円かもっとするのに、生だとけっこう大きいのが一山3匹200円だったり。魚でも野菜でも、こちらで
は自分で加工・保存するつもりなら、食べ物に使う出費をずいぶん安くできます。けっきょく高いのは人
件費みたいです。