キムアネップ埼のアオサギ
健さん、せめて一週間の日程が取れたら、空模様に合わせて行き先を決められるのに。そのくらいのゆ
とりをもって働ける社会になるといいですね。わたしは天気しだいで気ままに自然のなかへ、という贅沢
にあこがれ、三年半前に仕事をやめて埼玉から美幌に移り住みました。気軽な独り身だからできたのです
けど。
サロマ湖は水鳥のいる湖岸が多いのですが、17日のキムアネップ埼では羽を休めるアオサギが特に
多く見られました。島影のない広い水面で、湖中に突き出した岬の先にある岩礁はじっくり獲物を狙うの
に好都合だから?7月に来たときここでサギが輪を書くように円形に並んでいました。なぜそんな形に整
列するのかわかりませんでしたが、この前テレビで小船を円形に並べて魚を追い込む漁を見て、これなの
かなーと。鳥でも協力して漁をするのでしょうか。
たくさんの漁船が白い波を蹴立てて行き交っています。大きな汽水湖の恵みを受けているのは水鳥だけ
ではありません。ヒトにとっても豊かな漁場です。「生態系サービス」ということばがあるのだそうで
す。食糧供給、水の浄化、洪水緩和、娯楽や発想の源など、生態系のさまざまな恩恵を自然資本として捉
えることばのようです。資本を食いつぶさずに活用する経済であって欲しいと思います。
「キムアネップ」はアイヌ語で「細長い場所」、あるいは「山・細長い」の意味だそうです。なぜ普通
に「岬」とせず、「埼」と名づけられたのかはわかりません。