ワッカ原生花園の秋

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まりさん、ゆめラジさん、わたしも新しい文化にはっきりしたイメージがあるわけではありません。た

だ、その気になった人はほとんど誰でも、世界から受信し世界に発信できる時代になると、特権的な少数

者が「我こそは社会と文化の担い手」みたいな大きな顔はできなくなる、という気がします。そしてわたし

は楽観主義者なので、こんな想像をします。くらしと心の多様性が重んじられ、財産、地位、権力などの

付属品ではなく、表現の質だけで評価される。多様性は生物がいる自然の得意技だから、文明以前と似た

ところのある自然との交流が復活するかも、などと。


ワッカ原生花園の一年で、わたしのもっとも好きな季節は六月末から7月初旬です。でも、9月後半の

秋景色も悪くないですね。彩の主役は、道内の他の海岸原野と同じように、ここでも赤く輝くハマナス

実でした。ナナカマドは、赤い実という点は共通でも、街路や森が主な持ち場です。この公園では、ネー

チャーセンターの裏手の草地で一本だけ見かけました。

三枚目の白と紅色はノコギリソウやエゾノコギリソウの仲間。黄色は主にアキノキリンソウで、花が菊

に似るヤナギタウコギかコウゾリナが混じっているかもしれません。ここのサンゴソウは色づくのが遅

く、まだ人目を惹く鮮やかさはありません。赤が濃くなるのは来月半ばからかな。

ノコギリソウの仲間で、一輪ごとの花が大きく、株によって薄紅から赤までさまざまな色が見られるの

は、キタノコギリソウでしょうか。最後は湖水を背景にしたススキ。ススキには水が似合います。