波穏やかなオホーツク海

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

 秋晴れの12日、小清水海岸から望む海は穏やかです。砂浜に打ち寄せる波もせいぜい2,30セン

チ。網走から知床岬まで緩やかに弧を描く海岸線の凹部ですから、北に網走市街、南に知床の山々(写真

は後日アップします)を見渡すことができます。原生花園の浜には車が入れませんが、北浜寄りの河口付

近にはたくさんの車が集まっていました。テントも見えています。シャケ釣りの人々です。

 この前日、「お〇〇〇でわるいけど。まだ早くて、め〇〇〇は獲れなくてお〇〇〇ばっかだったので」

ということばと一緒に、隣のご主人が大きなシャケを一匹届けてくれました。〇〇〇の部分がよく聴き取

れなかったのですが、後で考えたらオスとメスの方言だったようです。秋ジャケは筋子の入ったメスが珍

重され、タラほどにも人気のない白子をもつオスは評価が低いようです。でも、身はオスのほうが脂が多

く美味です。

 今年は不漁だった去年にもまして、オホーツク海岸にシャケの回帰が少なく、放卵用の魚卵確保が危ぶ

まれています。漁船にも捕獲量自粛が要請されているとか。生筋子が安くなったらイクラのしょうゆ漬け

をいっぱい作って、内地の人に送ろうかと思ってたけれど、ちょっと望み薄みたい。

 去年は右腕の痛みしびれがきつく、もらったシャケをトンカチを使って荒く捌きましたが、今年は少し

ましなので、出刃一本で頭に至るまでていねいに切り分けました。三枚に下し、中骨の部分や頭は一回分

に小分けして粕汁用に。これだけで5食分になりました。半身は塩を擦り込んだ切り身。焼き魚用です。

後の半分はマリネーに使おうと、ていねいに骨を抜き生のまま皮をひいて柵に。切り身や柵の半端はまと

めてチャンチャン焼き風のバター炒めです。すべて冷凍庫に収め終わるまでに1時間の作業でした。たま

たま冷凍庫のスペースが多い日でよかった。