森を歩く
ミキィさん、本当に肌寒い日が続きますね。きのうつかの間日が射したので森歩きに出かけたのです
が、上着を腰に巻いていて正解でした。晴れていても風のあるところや日陰はシャツ一枚ではちょつと。
魚無川沿いの森の木々に風が渡り、葉が翻って白っぽい裏側が見えると、一瞬花が咲いているような錯
覚にとらわれます。崖下にある東屋に近い林の小道は、歩きやすいように下草が刈られ、目印に赤いリボ
ンが結ばれていました。ここそこで目を引く赤い実や、ニセアカシアからぶら下がる藤まめに似た莢に、
秋の気配が感じられます。
以前タムラがエンレイソウの実を話題にしていたので、春に崖上の美富自然公園で出会った群落のとこ
ろへ行ってみることにしました。上り口にはあったリボンが途中からなくなりました。踏み跡が続いてい
たのでたどったのですが、やがて薮が深くなり道が消えます。引き返すのもしゃくなので、そのまま慎重
にニセアカシアの棘を避けながら、草を分けて進みました。暑くなって上着を脱いだとたん、アリにして
は大きく蜂にしては小さな虫に、長袖シャツの上から刺されました。
何とか見覚えのある場所にたどり着いたものの、どれがエンレイソウなのかさっぱりわかりません。草
丈が2メートルほどで、葉が少し似ているものはあります。しかし先端に穂のような花が付いています。
春と秋に2回、それもまったく形のちがう花を咲かせることはないでしょうから、これはちがうでしょ
う。というわけで、今度もエンレイソウの実を味わうことができませんでした。
いま窓の外で冬の吹雪に似た風音がしています。予報は終日雨模様です。今日もすっきりした天気は望
めそうもありません。小鍋にお湯を沸かしてハッカの葉を入れてありますので、外出を避け、甘みを添え
たミントティーをすすりながら、高校野球を見ましょうか。でも甲子園も雨かなー。それならマリナーズ
とタイガースの試合だ。まさかデトロイトまで雨、ということはないでしょうから。
が、上着を腰に巻いていて正解でした。晴れていても風のあるところや日陰はシャツ一枚ではちょつと。
魚無川沿いの森の木々に風が渡り、葉が翻って白っぽい裏側が見えると、一瞬花が咲いているような錯
覚にとらわれます。崖下にある東屋に近い林の小道は、歩きやすいように下草が刈られ、目印に赤いリボ
ンが結ばれていました。ここそこで目を引く赤い実や、ニセアカシアからぶら下がる藤まめに似た莢に、
秋の気配が感じられます。
以前タムラがエンレイソウの実を話題にしていたので、春に崖上の美富自然公園で出会った群落のとこ
ろへ行ってみることにしました。上り口にはあったリボンが途中からなくなりました。踏み跡が続いてい
たのでたどったのですが、やがて薮が深くなり道が消えます。引き返すのもしゃくなので、そのまま慎重
にニセアカシアの棘を避けながら、草を分けて進みました。暑くなって上着を脱いだとたん、アリにして
は大きく蜂にしては小さな虫に、長袖シャツの上から刺されました。
何とか見覚えのある場所にたどり着いたものの、どれがエンレイソウなのかさっぱりわかりません。草
丈が2メートルほどで、葉が少し似ているものはあります。しかし先端に穂のような花が付いています。
春と秋に2回、それもまったく形のちがう花を咲かせることはないでしょうから、これはちがうでしょ
う。というわけで、今度もエンレイソウの実を味わうことができませんでした。
いま窓の外で冬の吹雪に似た風音がしています。予報は終日雨模様です。今日もすっきりした天気は望
めそうもありません。小鍋にお湯を沸かしてハッカの葉を入れてありますので、外出を避け、甘みを添え
たミントティーをすすりながら、高校野球を見ましょうか。でも甲子園も雨かなー。それならマリナーズ
とタイガースの試合だ。まさかデトロイトまで雨、ということはないでしょうから。