日の出前の茜色
冬の夜明け前に、清涼な空気のなかで南東の空を望むと、刻々と変わる雲の色がとても印象的です。こ
の日、最後の一枚で上端を覗かせている太陽は、1,2分後には全身を現し、雪原と樹氷をきらきら輝か
せました。未明の空の茜は明るい一日を告げる色でした。
いま経済の闇が世界の空を厚く覆っています。不労所得による利潤を求めて世界をかけめぐった巨額投
機資金が産み出したものです。闇のなかに、絶望的な窮乏と格差、そしてそれが遠因となった戦乱にうめ
く人々の声が響いています。
しかし極地の冬の夜でもいつかは明けます。やがて茜色が射して、輝く晴天のような文明の時代が来る
のだと、努力してでも信じたいと思います。希望がなければ生をつなぐことができませんから。
の日、最後の一枚で上端を覗かせている太陽は、1,2分後には全身を現し、雪原と樹氷をきらきら輝か
せました。未明の空の茜は明るい一日を告げる色でした。
いま経済の闇が世界の空を厚く覆っています。不労所得による利潤を求めて世界をかけめぐった巨額投
機資金が産み出したものです。闇のなかに、絶望的な窮乏と格差、そしてそれが遠因となった戦乱にうめ
く人々の声が響いています。
しかし極地の冬の夜でもいつかは明けます。やがて茜色が射して、輝く晴天のような文明の時代が来る
のだと、努力してでも信じたいと思います。希望がなければ生をつなぐことができませんから。