霧氷の季節へ

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 先月最終週あたりから、冷え込んだ晴れた朝の霧氷が美しくなっています。今日の写真はそのころのも

のです。本格的な霧氷の季節に入り、もう珍しいわけではないのですが、それでもやはりまたうっとり眺

めてしまいます。きのうは-18度の寒気のなかで指先を凍えさせながら土手を歩いたのに、ダイヤモン

ド・ダストにもオジロにも出会えませんでした。でも、雲間から射す陽光が木々の装いを薄桃色に浮かび

上がらせる瞬間を捉えられましたから、十分満足です。なんだかお伽の国に迷い込んだような、神秘的な

気分でした。その写真もそのうちに。

 
 地球の太陽風シールドが破れているというニュースを最近目にしました。今すぐではないのですが、2

012年から太陽活動が活発化するので、それ以後11年間、地球で磁気嵐が続く可能性がある、とのこ

とです。人工衛星の機能不全、情報システムの大混乱が予想されます。最悪だと送電網の壊滅。気象も乱

れるから食糧生産に影響も。

 他にも、セーフティーネットの破れ、世界的不況、新型インフルエンザ、南海・東南海・東海地震、温

暖化、パレスチナ戦争などなど。人災、天災取り混ぜて、不安材料のオン・パレード。ここまで多いと、

もう笑っちゃうしかない、みたいな。

 昔は、遠い世界のニュース、不測の災害の可能性や対策など、ほとんど人々の意識に上りませんでし

た。知らなければその瞬間までは平静でいられます。今はなまじ予測できたり、備えができそうに思えた

りするから、情報が不安を掻き立てます。

 でも、営々と進化を重ねる地球生命の流れには、過去のどんな大災害でも生き残る部分があったから、

ともかく今ここにわたしたちがいます。できる備えは手抜きしないようにお互いに気をつけながらも、何

億年か先に太陽が地球を呑み込むまでは、命が絶えることはないよと、笑いながら日々を過ごすしかな

い、ということかな。実効あることはやる、だけどムダに騒ぎ立てることはしないよ、と。