愛ランド湧別の森

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 オホーツク国道をサロマ湖に沿って北上し、佐呂間町を過ぎてしばらくすると、道の駅愛ランド湧別

見えてきます。観覧車や馬車などの乗り物がある遊園地が併設されています。その裏手の森は、手入れが

行き届いて、庭園のように整っています。森をめぐる遊歩道を歩いてみました。

 紅葉前のカエデと刈り込まれた下草の緑に、清楚な白樺の幹がコントラストをつけて、童話の世界に迷

い込んだ気分。エゾノコリンゴの赤い実に目を引かれます。初夏には華やかな白い花を咲かせていたはず

です。木の間から見える湖面をたくさんの漁船が行き交っていました。


 北海道全体としては今年の稲作は平年を上回る収穫だそうですが、網走管内では開花期の低温にたたら

れて、実の入りが平年を2,3割下回ると報道されています。日本海、太平洋、オホーツク海の三つの

海、それに大雪・日高の山塊と、各地に点在する山や丘や森がさまざまに影響して、同じ道内でも地域ご

とに風土気候がすこしずつちがいます。

 わたしは、晴天が多く空気が乾いていて積雪が少ないオホーツク地方が好きです。それでも、かつて何

度か訪れて鮮烈な印象を刻まれた、荒涼とした風景の多い道北の海岸が、ときどき懐かしくなります。間

もなく雪の季節になるので今年は無理ですが、来年体調がよかったら夏の観光シーズンの前に、ゆっくり

車を走らせてみたいと思っています。