森のなか

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 網走市の大型商店街に隣接しているのに自然林が保存されている場所があります。「駒場木のひろば」

と名づけられ、網走港南端から鱒浦海岸近くまでのオホーツク海に面し、国道244脇の小高い崖の上に

2キロほど延びています。鱒浦海岸に流氷を撮りに行ったとき、上空をオジロが舞う木立の間から海を見

下ろす小さな人影を見て、散策路がありそうだと思っていました。

 「歩こう会」の世話役をしている前の家のご主人に、ここで行われる森林ウォークの集いに誘われ、き

のう彼の車で現場まで連れて行ってもらいました。幸い全天にオホーツクブルーが広がるすばらしい天気

です。外は暑いくらいでしたが、一歩森に入るとひんやりしていました。主催はオホーツク圏観光連盟の

森林ウォーク愛好会。5班に分かれて、インストラクターの説明を受けながら歩き、フィトンチッド(森

林浴の有効成分)をたっぷり吸ってきました。トド松が最も多くこの成分を出しているそうです。

 ミズナラ、カツラ、ハルニレ、イタヤカエデ、トド松、アカエゾ松などがうっそうと茂っています。樹

齢の高い(数字は例によって記憶から滑り落ちています)巨木が多いのですが、シカの食害防止にカバーを

付られている若木の目立つところもあります。土曜日とあって、公園北端から南に歩くわたしたちの団体

とは別に、たくさんの人が歩いていました。あちこちに入り口があって、さまざまなルートを選べるよう

です。中央広場での昼食後にミニコンサートが催されました。右腕の痺れが始まってからでは、久しぶり

のちゃんとした歩きになりました。