って、陣地と利益のばら撒きで身を護ろうとしました。NGOの人たちは徒手空拳での活動です。武装勢
力を含む現地の人々の好意だけが頼りなのに。
8月のワッカ原生花園はもう秋の花で賑わっていました。ハマナスの実は赤く熟し、ツリガネニンジン
の淡い青があちこちに散らばっています。黄色の主役はエゾオグルマでしょうか。
田園は稔の季節を迎えています。きのうトウキビを一本50円で売っている店がありました。間もなく
一山100円台で出回るようになるでしょう。こちらではトウモロコシではなくトウキビと言います。子
どものころ越後の山村でも同じ呼び方でした。戦後間もない時期に、官舎裏の畑で父が育てていて、よく
かじったものです。空腹は満たせたものの、あまりおいしいと思った記憶はなく、それ以後こちらに来る
までほとんど口にしませんでした。先日隣の人が目の前でもいで渡してくれたのをゆでて食べたら、記憶
していた味とは別物のです。いまのは穀物というより果物みたいに甘いんですね。病み付きという感じ
で、お店で3本買って来ました。今日はこれが朝食です。
右腕の痛みのせいでほとんど土いじりはしませんが、それでも晴れていれば早朝30分ほどは庭に下り
ます。今になってカボチャが毎日雌花を開いていますから、受粉させようと思うのですが、なかなか雄花
が咲きません。たいてい、トマト、摘み菜、ピーマンなどを収穫して部屋に戻るだけです。外に出るとど
こかで灯油の匂いがします。もうストーブを焚いている家があるみたいです。