せん。6月前半に人気のない紋別手前の海岸草原で袋いっぱい採っている人を見かけたことがあります。
昔は根を薬用にして葉や茎を野菜として食べたみたい。今日アップした写真のように、いまはもう花が咲
いています。やはり若芽の時期がおいしいのでしょうね。本州では自生している海岸が減ってきていると
か。こちらではまだよく見かけます。
いま竜宮街道(サロマ湖と海を隔てる砂洲)の浜辺はシロヨモギとハマナスが端正な光景を演出し、精一
杯の華やかさを見せています。最後の写真がハマボウフウです。近くに海水浴場もありますが、開かれる
のは3週間ほどでしょうか。その間も年によっては海につかりたいほど暑い日は数日ということもあるよ
うです。短い花の季節が終わると、オホーツク海の砂浜は荒涼の二文字が似つかわしい場所に戻ります。
秋には川が流れ込む浜辺にサケ釣りの人影が現れ、それが終わるとまもなく海氷の季節です。
ようやく天気が落ち着いて、この地方にふさわしいさわやかな日々が続いています。暑くさえなければ
いまの時季が大好き。今朝は籠いっぱいのイチゴを摘みました。半分は誰かに食べてもらわなくては。ピ
ーマンも実が大きくなってきました。アスパラは緑の真珠みたいな玉が鈴なりです。カボチャの雌花に受
粉させるのがこのところ朝の日課。トマトも間もなく実を付けるでしょう。庭の花はナツユキソウが終わ
り、芍薬が散りはじめ、フランスギク、アスター、ポピーが盛りで、スミレも相変わらずがんばっていま
す。
いまちょうど隣の庭にご主人の姿が見えて、イチゴを持っていってきました。お返しにもいだばかりの
キューリを。