いいのですけどね。エゾシカについては、北海道では保護より適正個体数までどう減らすかが問題にされ
ているようです。シカの食害で森が衰えたり作物が荒らされたりするため、自然な食物連鎖で自動的に調
整されるのを待つ余裕がなくなっているのでしょう。野生生物と人の棲み分けが困難になっている印象で
す。観光客が餌を与えられるほど、両者の生活圏の境目があいまいになってしまいました。貧困・格差を
緩和するための経済発展と野生保護の両立は、一筋縄でいかないところがありそう。とはいえ、絶滅危惧
種の保護は待ったなしの緊急課題だと思います。
最初の2枚の写真は何だと思いますか。葉や花のしぼんだ部分ですぐお分かりのように、綿毛になっ
たフキの花です。ありふれていて特に注目されることもないのでしょうが、花開いたフキノトウやこう
いう綿毛は、けっこうきれいです。特に緑の草原で白く群れている綿毛は、遠くからでもよく目立ちま
す。いまはあちこちでフキを採る人々を見かけます。塩漬けにしておいて、一年中食べるとか。わたしは
この時期に2,3回採りたてを味わうだけです。
後の2枚はおなじみのシバザクラです。この辺ではどこのお宅にもありますが、赤、ピンク、白がほと
んどです。写真のように青みがかっていたり、ピンクが白に縁取られているのは珍しいみたい。撮らせて
くれたお宅の奥さんがそう言っていました。
最後の1枚はエゾノコリンゴでしょうか。隣のお宅の庭に咲いていました。ウチからは空き地越しに
よく見えますが、庭の隅になるのでご主人も奥さんもいままで気がつかなかったとか。手入れされていな
い空き地にも一株生えています。お庭のものより花が少し小ぶりでした。栄養のちがいかな。