湖水の色はさまざまに

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 nam**i214さん、キツネとシカは車にはねられた死骸を見たことがあります。リスや小鳥に餌づけして

いる人はいますけど、地元にはキツネやシカに餌をやる人はいないでしょうね。キツネは野外での人の食

べ残しごみに誘われるのかなー。


 知床リップさん、美幌町内では庭に葉の長いふつうの桜草を育てているところもありますね。もう花は

終わっていますけど。旭岳姿見の池遊歩道で、7月に見かけたことがあります。オオサクラソウかエゾオ

サクラソウだったのでしょう。


 ゆめラジさん、山わさびを姿で見たことはありませんが、加工品はお店によく出ています。代表的な山

菜のひとつみたい。西洋わさびとはちがうんですかねー。道南から道央までは東北と似たところもありま

すから、根まがり竹の筍が出るかも。北海道東北部ではこの竹そのものを見たことがありません。笹薮は

どこの山にもありますけど。


 オンネトーの湖水は場所と天候でさまざまな色を見せてくれます。石灰分が溶けていると青白色になる

と聞いたことがあります。緑や茶色は木々が映ったり湖底が見えたりするためかな。でも、紅葉の秋でも

緑のところがありました。


 NHKが昨日から3日連続の“Save the Future”と題したキャンペーンを始めています。たまたまわ

たしが見た番組の冒頭で、「わたしたちが贅沢な生活を追い求めた結果、地球の未来が危機にさらされて

いる」という主旨のナレーションがあって、げんなりしました。第二次大戦下の日本では、「贅沢は敵

だ」「欲しがりません、勝つまでは」のようなスローガンが絶叫されていました。どちらも、「自分たち

は誰にも反対できない大義を代表して、民衆を導くのだ」みたいな、傲慢な臭いが漂います。公認の勢い

がいい思想潮流に乗っかっているにすぎないのにね。戦時中も、説教する側の人々の方がされる側より、

概して豊かな食糧を手にしていました。

 流行ではあっても、「人為起源のCO2増加による温暖化が危機をもたらしている」は、ひとつの主張

にすぎません。しかも極端に単純化した形での。少数でも、ほんとうに身近な危機は温暖化ではなく寒冷

化(氷期の再来)である、という意見もあります。CO2増加の原因として大きいのは、人為より宇宙と地

球の物理条件の変化だ、という説もあります。少数意見を無視してモラル問題であるかのようにお説教す

るのではなく、視聴者が自分で判断できる客観的な情報を提供するように努めてもらいたいものです。

 温暖化のほうが差し迫っていることは認めるにしても、貧困・格差問題、内乱・テロ・戦争、資源争奪

など、わたしたちの眼前にあるさまざまな問題から切り離して、単純化した論を立てるべきではないと思

います。最低でも、人の産業は地球にストックされていた資源の枯渇と膨大な廃棄物蓄積のため、循環す

る資源(フロー)の活用に転換すべき段階に来ている、という程度の広がりは必要ではないでしょうか。人

為起源CO2増加問題はその一部である、と。作物エタノールは貧しい人びとを飢餓に追い込む原因にな

らないのか、原発は処理しきれない危険な廃棄物を増加させることにならないのかなど、意見の対立があ

る部分こそ注目されなければ。

 さらに、「わたしたちが贅沢を慎むべき」のような精神論は、ヒトとその文明の本性への無知をさらけ

出しているとしか思えません。すべての生物が、利用できる資源を確保して種を繁栄させようとします。

ヒトは狩猟採取の自然経済における資源の限界を、農工商の産業で乗り越えました。豊かなくらしの希望

を原動力とする知性の行使こそ、労働生産性を向上させ、ヒト文明を進歩させた要因です。いま求められ

るべきは、モノに制約されない一層の豊かさであって、貧しいくらしに後退することではないと思いま

す。

 優れた個人や小集団が自分たちの考えを多数者に押し付けるより、すべてのヒトの集合知を活性化する

ほうが、文明が直面するブレークスルーを乗り越える可能性が増えます。そのためにはヒトの自然な本性

を尊重して、活発な議論を喚起し、創意の輩出を促さなければ。テレビはインターネットとちがって、大

きな資源を独占する者たちからの一方向情報メディアです。それだけに、押し付けるのではなく、草の根

からの議論と創意を掻き立てる役割を自覚して欲しい。まちがっても、反文明思想のキャンペーンなど、

してもらいたくないと思います。