ムラサキツツジ蕾から花へ

　ゆかりんさんはテレビのことに詳しいようですね。わたしは旅番、映画、ドラマ、天気予報を中心に見

ています。テレビ・ニュースの報道姿勢には警戒心があります。バラエティーはほとんど見ません。前米

副大統領のアル・ゴアさんが、『理性の奪還』(ランダムハウス講談社)のなかで、テレビが競って人々の

恐怖心をあおり、事実を捻じ曲げた政府の発表をそのまま報道することで、理性を尊重するアメリカの民

主主義が大きく後退していると書いています。なかなか説得力がありますよ。


　このところ続いている低温で、早く進みすぎた季節が停滞して例年のペースに近づいているような。四

月半ばに蕾が膨らんで一部開花をはじめていたエゾムラサキツヅジは、５月に入って満開になりました。

その後何度か夜半に零下になって、冷たい雨や雪が降っていますから、しばらくは咲いたまま持続するか

もしれません。このあたりの木の花で一番早く赤系統の色彩を見せてくれますから、蕾が膨らんでいく過

程を見守るのも早春の楽しみです。

　去年秋裏の人からもらって植えたウチのツツジは枯れて根付きませんでした。この一家は雪解けのころ

どこかに移られました。奥さんがたくさんの種類の花を丹精されて、わたしたちの目を楽しませてくれた

前庭は砂利を入れて整地されています。