トリカブトとボッケ
芽の形が鶏の足の形だったよね。サラシナショウマも食用になるんだって。
福寿草とは逆に、トリカブトは毒草のイメージが先行して花はあまり意識していませんでした。でも、
阿寒の森で最初に出会ったとき、前に見た記憶はないのにすぐに名前が浮かびました。花がいかにも帽子
っぽいんです。正式にはエゾトリカブト。歩道沿いにたくさんあります。ここだけでなく、塘路湖畔でも
釧路川のほとりでも、見かけた青紫の花はこれだけ。カヌーガイドのお兄さんが名前を言ったので確かで
しょう。こちらではいまが花の盛りみたい。黄色だとオオハンゴンソウやアキノキリンソウが、あちこち
で派手に群れています。
動画ではないのでわかりにくいでしょうが、阿寒湖畔のボッケでは火山ガスの泡がぼこぼこ吹き出して
いました。いくつもありますが、なかには「高温で危険」として、柵で囲って見えるところまで近づけな
いものもあります。屈斜路湖畔でもいたるところで白い水蒸気が上がっています。「地球は生きている」
と言いたいところですが、いまは否定された理論である「ガイア仮説」を思わせるので、地球内部の脈動
が感じられる、と表現しましょう。マントルや核がいまも脈動しているから、地球は大型生物が繁栄でき
る星であり続けています。
この一帯はいつの日か巨大噴火(スーパーエラプション)が起きる場所みたいです。そのときは北海道の
半分近くが生物大絶滅の圏内に含まれるのでしょうか。地球は「生命の母なる星」であると言うなら、た
びたび天変地異を引き起こして進化を促す、荒ぶる母ですね。ヒトが長く生き続けるには、協力して知恵
を絞り、この母がときどき起こす狂乱に耐えなくては。温暖化への対処はその練習。