丘陵からの風景

　網走川は美幌町で美幌川を併せ、網走湖を経てオホーツク海に注いでいます。網走市はこの川の河口に

広がる街です。川の両岸と湖周辺は海抜が２０mに満たない低地で、その東に高度１５０m、西に４００m

台まで、丘陵が積み上がっています。ヒマワリ畑のある女満別丘陵や、展望塔がある網走天都山は、東岸

の高台です。

　女満別の高台からは西に網走湖、東に斜里岳を望むことができます。大きく開けた風景を眺めている

と、気分は爽快です。光の方向から、午前中は湖が、午後は斜里岳が格好の被写体になります。斜里岳は

道東のシンボル。何度撮ってもまた狙いたくなります。でもここからだと、画面に入る電線と送電塔がじ

ゃまです。日本中のあちこちで、送電線がどれだけ景観を損なっていることか。

　このときは朝、東の山は逆光にかすんでいましたので、丘陵から湖方向にカメラを向けています。でき

るだけ電線が気にならないように撮ってみました。