尾岱沼のうたせ船

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 リンデンさん、わたしはマイナスイオンなるものの効用は信じませんが、暑い日でしたから滝の近くで

飛沫を浴びるのは爽快でしたよ。


 標津からオホーツク海に向かって張り出した、エビの尻尾のような形の細長い野付半島と、別海町の海

岸にはさまれた内海が尾岱沼(おだいとう)です。海を沼と呼ぶのも、沼をトウと読むのも、珍しいです

ね。ここは水深の浅い場所が多く、海藻の間にたくさんのホッカイシマエビが棲息していて、三角形の帆

をもつうたせ船で漁が行われます。ホッカイシマエビは味が濃厚で珍重され、現地でもけして安い値段に

はなりません。甘エビより一回り大きい程度のサイズで、生よりゆでて食べのがふつうのようです。わた

しは殻を剥くのが面倒で、あまり執着がありません。でも、港からトドワラのある湿地に向かう遊覧船で

見た、うたせ船と海と空のコントラストはすばらしかった。

 地元の素朴な船長さんと気さくな女性のガイドも感じがよくて、楽しい旅になりました。船長さんが観

光船を一艘のうたせ船に近づけて、漁の具合を尋ねていました。同級生だそうです。エビだけでなくいろ

んな魚も上がっていたみたい。その猟師さんが同行の女性たちに向かって、取れたばかりのエビを投げて

くれました。彼女たちは、その場で剥いて食べていました。わたしはキャッチし損ねて味わえませんでし

たが、拾ったほかの客が食べる前に写真にとらせてくれました。