新緑に霧降りかかる

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 リンデンさんの言うように、ライラックも藤もほんとにきれいです。そのうちに載せますが、丸瀬布

は白い藤もありました。白い花といえば、町の道端にも、ウチの庭にも、隣の空き地にも、いまマーガレ

ットが群れ咲いています。でも、ライラックと藤の白い色は、透明感があって特別ですね。昨日前の家の

人が「歩こう会」でワッカ原生花園に行ってきたそうです。センダイハギや咲きはじめたハマナス、それに

エゾスカシユリゼンテイカなどが見られたとか。一週間ほどしたら、関東から来る方々を案内して、わ

たしも行ってみるつもりです。その前にフラワーパラダイスで、盛りを迎えたボタンを撮らなくては。

次々に咲き誇る花々を見逃さないようにと思うと、気ぜわしい季節です。

 花だけでなく、展望する白い山や青い湖、新緑、山の端に漂う霧など、美しいものに囲まれた日々で

す。隣の空き地や庭の緑を眺めていても、うっとりと時間を忘れてしまいます。こういう暮らしをしてい

ると、「日本の右傾化」とか「日本国改造計画」とか、固いテーマを考えることが億劫になります。政治や社

会に対して情熱をこめて発言するには、私生活に何か不満があったほうがいいのでしょうか。まあ、単に

わたしの気力が衰えているだけかもしれませんが。

 それにしても、だれかに注文されているわけではないのに、楽しくもない面倒な考察をなぜや続けるの

か、自分でも不思議に思うことがあります。花や緑や鳥や動物のことを書くのはまったく苦にならず、小

説を読んだりCSで録画した映画やマリナーズの試合を見たりは喜びです。それに、野菜や花の世話を

し、好きな材料を探しておいしいものを作っていても、時間は楽しく過ぎていきます。それなのに、固い

テーマから長く遠ざかると、罪悪感のようなものに追い立てられます。厄介な性分ですね。