オホーツクの森の中

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 北見市端野(たんの)から能取湖畔の卯原内にかけて、全長23キロ余の林道の左右に、「オホーツクの

森」と名づけられた森林地帯が広がっています。林道は未舗装の一車線ですが、乗り入れが許され、しら

かば十字園という中心部周辺に、散策路が設けられています。何日ぶりかの好天に気持ちがうずき、昨日

はこの森を歩きました。

 最初の写真は中心部の名の由来である白樺林です。十字園から車で10分ほど登ると展望台に出ます。

二枚目はここから見た森の一部。西の大雪山系北部、東の斜里岳から知床連山まで、それに網走湖、能取

湖なども撮りましたが、それらはまた別な日に。

 下って登る約一時間行程の散策路で見たもの : ニレの巨木の幹から生えるシダ。倒れて腐るトドマ

ツの親木に根付く若木。それにやや育ちすぎたコゴミの群生。写しませんでしたが、ゼンマイもいたると

ころに群生していました。コゴミ、ゼンマイに興味はなく、ワラビがあったら採るつもりでしたが(山菜

採りも許されています)、見つかったのは1本だけで、あきらめました。木々の下を彩る花は、スミレ、

シロバナエンレイソウニリンソウ

 退避場所の少ない細い道で、対向車が来たらどうしようかと心配しましたが、森のなかでは人にも車に

も会いませんでした。クマが出ることもあるというので、歩くときにはラジオを鳴らしました。でも小さ

なキタキツネ一匹以外に獣はいませんでした。

 森の外れの沢筋で停まっている車がありました。通り過ぎながら見たら、男の人が大きな袋にいっぱい

なにやら植物を採っていました。このあたりなら食べごろのフキが手当たりしだい、探せばワラビも見つ

かりそう、そう思いながらも今日の目的は山菜じゃないんだからと、車を止めないわたしでした。