変化に富むエゾエンゴサク

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 最初の三枚は美幌せせらぎ公園のものです。後の二枚は屈斜路湖の和琴半島で撮りました。美幌のは葉

が卵型で、半島のはクローバーに似た円形です。図鑑を見たら細長い深く裂けた形もありました。これだ

け変化が豊かだと、葉だけでは見分けられませんね。色もそうです。半島では青だけでしたが、美幌では

その他に紫、紅、白もありました。それでも花の形は共通ですから、植物音痴のわたしでも何とかまちが

わずにすみます。

 地下茎は鎮痛効果のある漢方薬として用いられているとか。山菜としても知られていて、ゆでておひた

しにすると、くせのないさわやかな風味があるそうです。花もいっしょに食べていいみたい。だけど、花

が終わるとすぐ地上部は枯れてしまうはかない命と思えば、摘む気になりません。ツクシも今が時期です

が、やはり食べようとは思いません。こちらはめんどうくさいからで、だれかが集めてはかまと穂を取っ

てくれたら、喜んで料理します。

 いま林に入るとやわらかくておいしそうな若芽がいっぱい目に付きます。山菜図鑑と照らし合わせれ

ば、かなりのものが実際に食べられるのだと思います。でもわたしが狙うのはワラビとコゴミだけ。タ

ラの芽なんかいわれるほどにはおいしいと思いませんし、オケラやトトキはうまく見分けられませんか

ら。コゴミは昨日も屈斜路湖畔の林道でたくさん採ってきました。ワラビはそのうちに金土市で安く売り

はじめるでしょう。皮のままのネマガリダケの筍にお目にかかれないのは残念です。東北地方では旬にな

るとたくさん採れ、店でも売られていました。道東ではあまり珍重されていないのか、それとも採れない

のか、名前さえ聞きません。