昼が長い

 朝四時半には明るくなって、夕方六時を過ぎても暗くない。夏至には日の出がもっと早くなるはず。ここは北緯43度。チューリッヒは47度でパリは48度。ロンドンは51度、ベルリンは52度、コペンハーゲン55度、ヘルシンキ60度。美幌はヨーロッパでいうと、イタリー、スペインあたり。前にいた埼玉の街は東京といっしょの35度で、アフリカの北端にあたる。ヨーロッパはぜーんぶ東京より北。海流のおかげでスペインやフランスほどは暑くないんで、自分の「南国」暮らしに気づかなかった。ヨーロッパのたいていの都市の夏は美幌より夜明けが早いんだ。
 美幌は年間日照時間が長い土地なんだって。ここ一ヶ月くらい、一日時中照ってる日はあまりなかったけど、白いものが舞ってると思ったらすぐ明るい日が射すことも多かった。一年を通して雲が出る時間が短いのかな。なら、太陽光発電の効率がいいだろうに。それにしちゃー屋根に光電池を乗っけてる家はあまり見ない。オット、これは第二部のテーマ。
 今日の写真は美幌峠から見た斜里岳