北方民族博物館 2

　館内に展示されているのは産業化前の社会で使われは品々です。穀物、電気、石油、化繊などはなく、

トナカイ放牧、獣・海獣や魚介・森や原野の樹や草や果実・それに海草の採取でくらしていたのでしょ

う。小規模な栽培はあったかもしれません。わたしたち北国の田舎暮らしのを知る者には、どこか懐かし

く、なじみを感じる展示品です。現代の都市化された生活で育った人ならちがう感想でしょうか。

　オホーツク人とアイヌはかまどを使わず囲炉裏だけだったようなので、このかまどの復元展示は擦文人

のものだったかもしれません。囲炉裏用の朽ちかけた鉤も展示されていました。スキーは巨大なものから

小さなものまでいろいろあります。いまのようにスマートではありませんが、子どもの頃見た手作りの品

を思い出させます。

　ここまで書いたところで、隣の人がシルバー会に誘いに来てくれましたので、続きはまた明日というこ

とで。