e-tax のふしぎな仕組み

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 網走税務署に行った帰りに、網走湖の呼人湖畔で車を停めてみました。オオワシでしょうかトンビでし

ょうか、カラスとなにやらもめているのか戯れているのか、もつれたり離れたりしています。前から首を

突っ込んだり、カラスが後ろから尻尾の下に割り込もうとしたりしていますので、魚を奪い合っていたの

かもしれません。飛び立ったところも撮りましたが、オオワシも幼鳥の間は胸羽根の白さがはっきりしな

いようなので、どちらなのかよく分かりません。上空高く何羽も大きく弧を描いていましたが、遠すぎて

確かめられませんでした。


 ところで、次のように言う民間の会社があったら、あなたはひいきにしたいと思いますか。「お店にお

いでいただかなくても、パソコンでわが社の商品をご購入いただけることなりました。ご希望のお客様

は、手数料を払って手続きをして、個人認証用の機器を電気店でご購入の上、お申し込みください。」

 パソコンで確定申告ができるe-tax という制度をはじまったと知って、税務署で「来年からこれ

で申告したいのですが」と言ってみました。担当の方がいそいそと(この副詞はわたしの主観です)やって

きて、次のような会話が始まりました。

 「申込書にご記入いただくと、お知らせが行きますので、町役場で住基カードをとって・・・」

 「それは有料ですか。」

 「ところによりますが千円以上かと。それから、電気屋でそのカードに合うカード・リーダーを買って

いただいて・・・」

 「わかりました。もう結構です。初期費用が必要ならこのシステムは使いません。」
 
担当の人は憮然として(これも主観です)立ち去りました。

 国税庁がコストをかけてシステムを導入したのは、事務手続きが簡素になって、税務署の人件費が節約

になるからではないのでしょうか。民間ビジネスの常識では、ユーザーの協力でコスト節減につながるシ

ステムであれば、商品の値段を割引して普及させようとしますよ。ところが国税庁の場合は、申告者に初

期費用を負担させて始めようというのです。なんとも不思議な発想です。もし担当者に利用者を増やすノ

ルマがあるとしたら、かわいそー。