今日はほんとに怖かった

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 女満別に続く地方道沿いで撮った雪原の夕景です。


 表面が融けたスケートリンク上を歩くところを想像してください。今朝の道路はそんな状態でした。し

かも、凹凸や傾斜があります。医者に、眼底検査をするから車を使わずに来いと言われて、バス停目指し

て歩き出しました。玄関を出たとたんに一回つるり。踏みとどまって気にも留めずにでも慎重に、家の前

の道路からバス道に続く広い道路へ。そこで事態が容易でないことに気づきました。雪が消え残っている

場所はいいのです。敷石が出ている歩道やアスファルトの見えている車道が、濡れたスケートリンク状態

でした。玄関先のじゃりや残り雪を選びながらそろそろと、200メートルほどは何とか進んだのです

が、交差点にはどちらもありません。つるりつるりと、ところによっては靴をスケート代わりに、二つ三

つなんとか横切って、また広い交差点。道程の半分ほどは来ていましたがあきらめました。ピッケルもア

イゼンもなしに冬山にいるような気がしましたから。病院の入り口には、先に金属をつけた杖をもった

人が何人かいました。ほんとにピッケルをもっている若者も一人。

 今朝の美幌は3度から5度あって細かい雨が降っていました。3日ほどほとんど雲のない晴天が続いて

露出した道路が、凍結したまま表面だけ濡れているのです。ほうほうの態で家に戻りました。雪の残る

わき道に逸れ裏道から、すべりながら何度か道路を横断して、雪を伝って。それからタクシーを呼びまし

た。そろそろとやって来たタクシーの女性ドライバーが、「最悪だね、これじゃ歩けないわ、悪いけど車

ものろのろ行くから。最近の天気異常だよ」と、話していました。国道はシャーベット状で車はふつうに

走れます。枝道が怖いんです。

 ところで眼底検査の結果は緑内障だそうです。下り坂を急ぎ足で終点に向かっていることは承知してま

したが、着くより前に眼のほうが、というのは、歓迎したくない筋書きです。なにしろ、テレビとパソコ

ンと読書で生きているようなものですから。ともあれ、楽しめる間は楽しむ、そのときはそのとき、がわ

たしのスタイルです。進行が遅くなるようにタバコをやめろ、と命じられても、うーん。脳以外のガンと

タバコの選択なら楽なのに。